[PR]テレビ番組表
今夜の番組チェック

 

update:2002.10.27

-米国Bizarre映画考-

 米国のB級ホラー、SCI−FIといえばAIPやNWPが放った作品が真っ先に思い浮かぶ。AIP(アメリカン・インターナショナル・ピクチャーズ)は1955年、サミュエル・Z・アーコフとジェームズ・ニコルソンによって設立された独立プロである。母体はRCP(ロジャー・コーマン・プロ)であった。所謂ドライブイン映画を量産しつつ、R・コーマンのポーシリーズのヒットに恵まれる等、AIPは独立系製作会社のお手本となった。NWP(ニュー・ワールド・ピクチャーズ)はAIPで一儲けしたコーマンが1971年、独立し設立した。やってる事はAIP時代と変わっていない気がする。

 という訳で、米国B級映画といえばR・コーマンなのである。しかし、AIP時代の成功もダニエル・ハラーの美術やフロイド・クロスビーの撮影によるものが大きい。ハラーやクロスビー、そしてイギリス人スタッフのお陰で低予算ながら、HAMMERレベルのゴシック感を演出できているとみたい。

 ところで、私が本サイトで紹介したいのはそうしたコーマンのヒット作品ではない。60年代後半〜70年代中期にAIP、NWPが排出したドライブイン映画はユーロ・ホラーにはない独特の渇望感がある作品が多い。低予算の為、郊外の荒廃した山や田舎で撮影している事が多いからだろう。英国の森の多い郊外と違って米国は殺風景だから。砂漠でロケってるのも多いし。

 また、AIP、NWPに限らず、この時代に製作された米国ホラーは、明らかにゴシックムードを意識して製作された作品でも不思議とゴシック感が欠落している。その典型例がダン・カーティスのソープオペラ「血の唇」だ。「血の唇」はMGMが自信満々で公開した米国版ドラキュラであった。所謂B級映画ではない。当時1970年、米国ではヒットしたようだが、日本を始め各国ではイマイチだったようである。70年代初頭と言えば、まだハマーを筆頭とした英国ホラーに各国が慣れ親しんでいる時代である。「血の唇」もそうしたハマーテイストに多大な影響を受けているのが一目瞭然なのだが、何かが欠けている・・・米国で当時吹き荒れていたヒッピー・ムーブメントの成せる技なのか・・・しかし、世は「エクソシスト」の登場でオカルトブームに突入していくのである。(シミジミ、懐かしい・・)

 

 という訳でAIP、NWPに限らず、こうした米国特有のテイストが滲み出ていると思われる作品を独断と偏見で紹介していきまっす!だから13金あたり80年代スラッシャーは興味がないのでパスです!

 

欧州だけじゃ物足らない!カラッとサッパリ、ガックシな米国ホラーを少しだけ覗いてみよう。

@ヨーガ伯爵の復活

Aベルベット・バンパイア

Bレモーラ

CAndrew Prine「悪魔の調教師」「ザ・ギャル狩り」

Dデッド・オブ・ナイト

Eフランケンシュタインの逆襲 new